カンヌ国際映画祭にも選出された作品
劇場で予告編を見て、観賞したいと思った作品なので、公開初日に観賞して来ました
三池監督の作品だし、一言で言うと「観て良かった
」作品
です
あらすじ
「この男を殺して下さい。名前・清丸国秀。お礼として10億円お支払いします。」という衝撃的な広告が全国の主要な新聞に一斉に掲載された。
掲載主は政財界の大物・蜷川隆興で、自分の愛しい7歳の孫娘を殺した清丸の首に懸賞金をかけたのだ。
これに恐れをなした清丸は逃亡先の福岡で自首する。
警視庁は彼の身柄を48時間以内に東京に護送すべく、警護化の銘苅・白岩等5人の精鋭を護衛に付け、護送を開始する。
しかし、清丸への憎悪と懸賞金に目がくらんだ一般市民だけでなく、警察官・機動隊員までもが護送を妨害しようとする。
無事に清丸を護送できるのか...
原作は未読ですが、テーマが面白いしシンプルだから”いいね
”だというのが、予告を見た率直な感想でした
護送される...ロリコンの凶悪犯「清丸」を藤原竜也が演じるという事にも、大いにソソラレましたね
結論から言うと、やはり上手かったの一言に尽きます
こういう役を演じたら、現状右に出る者はいないんじゃないかな
主役の大沢たかおもいい味を出していたけど、それに勝るとも劣らないどころか、食っちゃうんじゃないかっていうくらいだったし
台詞の少ない...表情や雰囲気で演じる難しい役を、本当に見事に演じていて、作品の色というか、独特の世界観を醸し出していtました
コレだけでも、「観て良かった~」と思いましたわwww
だからというわけじゃないんだけど、原作では登場しない
(みたい)松嶋奈々子演じる「白岩」は、いらないんじゃないか
と思っていたけど、死んでしまうのが良かったので、まぁいて良かったかな
護送チームが互いに疑心暗鬼になる描写も、旨くまとまっていたし、観衆側も「裏切り者は誰だ」と、ハラハラさせられる感じが心地良い
中盤までは、緊張感の連続だったけれど、新幹線での護送を断念した辺りから、一気にクールダウンしてしまう感があるものの、そこも旨く繋いで凌いだのは、流石の鬼才
といったところ
賞金目当てではないものの、主人公も「清丸」を殺そうとしたり、そこから突然場面が変わって、警視庁に「清丸」を連行してくるという変り身
の早さには、正直”唖然”とさせられた
もっと、主人公の心理描写やどうやって連行して来たのかを、掘り下げて欲しかった(^▽^;)
ラストも賛否両論だろうけど、アタシ的にはでしたわ
死刑を宣告された「清丸」の言葉に震える
「クズ」は「クズ」のまま...というのが、この作品の最大のテーマだと思う
途中、「クズ」の更正も頭を過ぎらなかったわけではないが、そうではなくて正解でした
パクリだとか...色んな噂等が飛び交う作品だけど、主題歌
もあの”ヒムロック”で、作品
にマッチしたカッコイイ曲だったので、そこもまたポイント高いです
色んな意味で「観て良かった」この春の話題作
でした
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